SPC旅行記

鉄道マニアの主の旅の様子を紹介します

2023年11月 新金谷ウォッチング Part2

こんにちは。SPCです。

今回は、新金谷ウォッチング Part2ということで、

2023年11月 新金谷ウォッチング Part1 - SPC旅行記

の続きです。大代川側線等の様子について書いていこうと思います。

 


蒸気機関車整備工場の後は、大代川側線にやってきました。

馬鹿みたいに10km近く歩いたせいで、足が2007年のC11 312状態になった件

C11 217の廃パーツが置かれています。どれも錆ていますし、再利用の予定はなさそうです。石炭庫には中部地方のC11特有の排水管がありますね。


反対側を見ていきます。

8月に来た時にも居た、C12 164やオハ35 22がまだ居ました。

本当にオハ35 22はどうなってしまうのでしょうか。

個人的には復帰してもらいたいところですが...

それ以外にも、C11 227のタンク類や先輪などが置かれています。

怒涛のキャブ三重連。C56 135+C11 227+C11 217です。

これも恐らくどれも再利用はしないと思います。

C11 190とC10 8は大規模修繕の際に、これらを再利用しましたが、それには

  • C11 190→ 復元の際に、板をすべて張り替えたため、状態が良かった。
  • C10 8→ 構造が古くて複雑かつ、文化的価値も高いため、新造交換をためらった。

といった理由があるかなと見ています。

227の方は大量に青い塗膜が付いているので、再利用は無いかなと。


部品取りとなったE33も置かれています。

MGが無く、重連専用の同機は完全にお荷物と化していたので、引退でしょうね...

C11 227の先輪です。

恐らく、復帰後の227に残る、数少ないオリジナル部品になるでしょう。

タイヤはC10みたいに、焼き嵌めを外して交換ですかね。

227のコールバンカー。

ATSが外され、左下には穴があけられているので、新造交換になると思います。

78年間、お疲れさまでした。

他にも227のランボードと思しき部品も。

ケーシングや煙突も置かれていました。ケーシングは確定で交換でしょうね。

煙突は元の絞りありの形態に戻してほしい気もしますが、312の遺品らしい絞りなしの形態も、歴史を物語っていて捨てがたいものです。

14系やナロ80も朽ちていきます。やまぐち12系は、元からの状態不良もありますから、あまり期待していませんが、14系だけは何とかしてもらいたいものです。

4両という編成はSL単機で牽引できるので便利だろうし。

E102はカラスの住処になっていました。

台検Bが切れており、不調説もある同機。

E101の部品取り機になってしまうのでしょうか。

C12 164も夕日に照らされています。

227が履いていた、元312の従台車も置かれています。

さらに元をたどると、これはC10 4の物らしく、312が会津若松に居たころに交換されたようです。

だから、戦後製造の312がスポーク動輪の従台車を履いていたんですね。


 

7枚も写真を貼りましたが、なんとC11 227の台枠が外に置かれていました。

研修庫にしまうのがめんどくさかったのか、それとも外部メーカーで修理するのか、などと画策しながら、大興奮で写真を撮っていた私。

 

その答えは思ったより早く分かりました。

これを撮影したのは日曜日ですが、翌週の水曜日には、先述のC11 217号機との間で、台枠が交換されたようです。

動輪に関しても、同時に交換されたようで、現在は

  • C11 227の動輪と台枠
    蒸気機関車整備工場にある。台枠にはC11 217のボイラーが仮置き状態。
  • C11 217の動輪と台枠
    → 動輪はC56 135があるテント車庫の中。
    頃合いを見計らって、業者に搬出・削正をすると思われる。
    台枠は、227の台枠が置いてあった小台車の上に。

といった感じになっています。Xでもポストしましたが、この一連の動きの裏には、

  • C11 227のオリジナル台枠に、亀裂や歪みなどの致命的な欠陥があったから。
  • C11 227のオリジナル台枠のシリンダーブロックが限界だったから。
    (左右でシリンダーのボアが異なり、整備性に難があり、ガタが来ていた?)
  • C11 227とC11 217は製造元が同じなため、台枠の鋳型も同じ?と考えられ、部品のマッチが最高だったから。
  • 「あらゆる可能性を排除せず」と言って、譲受したが、あくまでも本来は、部品取り機として、C11 217を大井川鐵道は手に入れたから。
  • C11 217は廃車が1969年と早く、以後ずっと静態保存されたいたため、台枠の金属疲労が227に比べて50年分少ないから。

といった理由が考えられます。

C11 217そのものの復活が望めなくなったのは残念ですが、これが最適解なんだろうな、とは自分も強く思います。

大鉄としては、看板機関車のC11 227は絶対廃車にしたくないでしょうし。

他にも謎の灰箱が捨てられていました。


大代川側線から歩いて戻ってきました。

幕が抜かれた6905Fと疫病神こと21001Fが止まっています。

今年はまだ事故ってないやん!とかこの時は思っていたわけですが、まさかあんなことになるとは

その奥にはトーマス君が笑顔で止まっていました。

今年度も残り数日の運行。無事に走り切ってもらいたいものです。

来年度も全検切れまでC11 190が継続投入になると思います。

10周年のアニバーサルイヤーですから、面白い企画に期待したいところです。

DD202をトレーラーに乗せて拉致ってきて、大代川側線で走らせてみる?(無理ゲー)


新金谷プラザロコ前に、面白いものが。

電動キックスケーターのレンタルらしいです。

免許さえあれば乗れるみたい。期間限定らしいですが...

私も免許を持てる年齢になったら、これを使って大代川側線まで行きたいですね。


C10が帰ってきました。

蒸電逆機重連とかいう意味不明列車です。

日章旗付きの顔は凛々しくて好きです。

C10も大規模修繕から一年経ちますが、美しい姿を維持していますね。

重連で、客車の片づけです。

さながら上野駅に推進入線してくる特急はつかりのようです。(意味不明)

重連で入れ替えをしてお仕事終了です。お疲れさまでした。

次に来たときは乗車して金を落とそうと思います。


快速急行として走ってきた16003Fに乗って金谷まで行きます。

相変わらずの快適具合。

最後に今回使った切符でも。

連絡乗車券を使いましたが、乗り換えがスムーズにできて便利です。

皆様も使ってみてください。


 

C11 227の台枠など面白いものを見られていい旅になりました。

次回はいつになるかわかりませんが、Nゲージについて書いてみようと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた次回。